やまと内分泌代謝同好会がWeb形式で行われました。
9月9日第6回やまと内分泌代謝同好会がWeb形式で行われ多数の先生方のご参加のもと活発なディスカッションが行われました。
一般演題では奈良県総合医療センターで、本会の世話人の一人でもある上嶋先生のもと研修中の出口泰地先生が、下垂体膿瘍が疑われた興味深い症例についての発表がありました。また今回公募の一般演題として総合内科で見逃された軽度の副甲状腺機能亢進症の症例のご発表がありました。本会では一般演題も30分の時間をとって非常に濃厚なディスカッションが行われるのが特徴で、そのディスカッションだけでも耳学問として勉強になります。出口先生は落ち着いてよくまとまった発表をされ成長ぶりが伺えました。また多くの先生方の一般演題のご応募も歓迎しております。
特別講演では、獨協医科大学埼玉医療センター 糖尿病内分泌・血液内科主任教授の橋本貢士先生に「明日からすぐに役に立つ甲状腺診療のクリニカルパールと最新の話題」についてご講演頂きました。
1時間の講演時間があっという間で、バセドウ病のガイドラインのアップデート、橋本先生が見つけられた難治性バセドウ病のマーカー、新しい薬剤、そしてアミオダロン誘導性甲状腺中毒症などについて、非常にわかりやすいお話で、目から鱗の話もありました。特に奈良医大でもアミオダロン誘導性甲状腺中毒症で非常に難渋している患者さんを診療していましたので、大変参考になりました。ディスカッションも時間を超えて盛り上がり、その後は世話人の先生方とともの慰労会も大変盛り上がりました。