神経内分泌学会、Pituitary Master Class、日本内分泌学会近畿支部学術集会に参加しました。

宮崎での神経内分泌学会、リスボンでのPituitary Master Class、和歌山の日本内分泌学会近畿支部学術集会の3つの学会、研究会が続いた怒涛の1週間が無事終わりました。

宮崎での神経内分泌学会は伊達紫先生会長で教育講演「下垂体炎の新たな病態」を担当しました。当科からは浦井伸先生が参加していました。翌日からイスタンブール経由でリスボンへ。

リスボンでのPituitary Master ClassはMelmed教授、Fleseriu教授、Strasberger教授、Gadelha教授、Buchfelder教授、Chrsit-Crain教授と私がFacultyで下垂体領域の最先端のレクチャーとともに、若手は症例をプレゼンしエキスパートとディスカッションします。私は「Hypophysitis update Classification, differential diagnosis, and novel forms」のレクチャーを行い、多くの先生が刺激を受けたと言って頂きました。当科から勝又美穂先生と共に日本から九州大学の坂本竜一先生、虎ノ門病院の福原紀章先生も参加して活発にディスカッションに加わっていました。このPMCは下垂体の最先端を学び、この分野で世界の友人を作るのには最高のミーティングです。勝又先生は「診断・治療に難渋した下垂体炎の症例」を見事に発表し質疑もうまくこなして優秀演題賞を受賞しました!一生懸命英語での発表の練習をした甲斐がありました。おめでとう!

帰国後はそのまま和歌山の日本内分泌学会近畿支部学術集会に参加、「機能性下垂体腫瘍の最新のトピックス」の教育講演とともに、近畿支部長としての幹事会、総会の役目を無事に果たすことができました。準備そして当日の進行には事務局担当の紙谷史夏先生が大きな貢献をしてくれました。また当科から津川峻輔先生が「当初うつ病・統合失調症と診断されたジャーミノーマの1例」、井上 穂香先生が「全身浮腫、筋力低下を契機に診断されたACTH依存性クッシング症候群の一例」を見事に発表し質疑もしっかりしていました。二人とも入念な準備の成果だと思いますし、成長が目に見えて嬉しく思います。 当初このスケジュールを無事こなせるか心配でしたが、なんとか体調も崩さずにこなせてよかったです。今週末は松本での内分泌代謝臨床アップデートがありますし、その後は大阪、東京での先端巨大症についての講演会、近畿糖尿病学会地方会と続きますので、引き続き頑張っていきます。

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