第61回糖尿病学会近畿地方会に参加しました。

10月26日(土)に大阪で行われた第61回糖尿病学会近畿地方会で、高橋裕教授がシンポジウム2糖尿病診療に必要な知識で「内分泌疾患による二次性糖尿病ー見逃さないために大切なことー」の講演を行いました。なぜ内分泌疾患によって糖尿病が起こるのか、そしてクッシング病、サブクリニカルクッシング症候群、褐色細胞腫による糖尿病について解説を行いました。

石井均教授は特別講演「病気を考える医学、病を持つ人にやさしい医療ー糖尿病医療学」で、これまでのお仕事、糖尿病医療学の集大成について講演されました。

また津川峻輔先生が「先端巨大症様所見を伴うインスリン受容体遺伝子変異によるA型インスリン抵抗症の1例」について発表しました。低身長と先端巨大症顔貌を伴うA型インスリン抵抗症の症例を経験し、これまで生理的な役割が不明であったハイブリット受容体が身長の伸びやIGF-1によるGHへのフィードバックに関わる可能性を示しました。当院では神戸大学との共同研究として「遺伝的インスリン抵抗症遺伝子の解析にかかわる研究」に取り組んでいます。今後もインスリン抵抗性が強い症例の病態解明や最適化した治療ができるような研究を進めて参ります。

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