
第98回 日本内分泌学会学術総会に参加しました。
千葉県幕張メッセで開催された第98回日本内分泌学会学術総会に参加しました。
今回の学会ではこれまで最多の8演題の口頭発表、1演題のポスター発表、西岡先生のシンポジウムの発表を行いました。
高橋先生はJES We Can企画の「新しい時代の若手医師にとって魅力的な講座とは」他特別シンポジウム1「再生医療最前線」の座長、シンポジウム6「下垂体疾患最前線」の座長、「研究奨励賞受賞講演」の座長を担当しました。西岡先生は「1型糖尿病は増加している:日本人悉皆ビッグデータNDBを用いた解析」のほか、特別シンポジウム「リアルワールド・ビッグデータ研究の現在」で「レセプトビッグデータを用いた内分泌代謝疾患の病態解明」のタイトルでこれまで実施されたビッグデータ解析について発表しました。
他、紙谷先生「レセプトビッグデータ解析により明らかになった免疫チェックポイント阻害薬関連内分泌異常の発症リスクと癌種の関連」、中島先生「日本人悉皆ビッグデータNDBを用いた先端巨大症の発症率、合併症の解明」、尾﨑先生「レセプトビッグデータ解析によるCOVID-19罹患後の甲状腺疾患発症リスクの解明:インフルエンザ罹患後との比較」、玉城先生「AVSによる片側コルチゾール自律分泌の局在判定への影響についての検討」、勝又先生「レセプトビッグデータ解析による副腎クリーゼのリアルワールドデータの解明」、津川先生「レセプトビッグデータ解析による内因性Cushing症候群の疫学解明」、田中先生「肺塞栓症を契機に診断し免疫再構築症候群を回避できた副腎皮質癌によるCushing症候群の一例」、ポスター発表は柵木先生「RET遺伝子変異によると考えられる両側性褐色細胞腫の母娘例」です。
我々がこれまで実施してきたレセプトビッグデータを用いた内分泌代謝疾患の研究について活発なdiscussionがなされ、これまでに以上に関心の高さを実感しました。今回の学会でのフィードバックもいかして論文化し、世界に向けて情報発信していきます。



