欧州内分泌学会ESE2023における高橋教授のプレナリー講演が無事終わりました。

欧州内分泌学会ESE2023における高橋教授のプレナリー講演が無事終わりました。

Plenary lectureNovel form of hypophysitis: new kids on the block – Yutaka Takahashi (Japan)

日本では何度かお話ししたことがありますが、主に神戸大学でライフワークの一つとして行なってきた抗PIT-1下垂体炎の発見、その後さらに発展した傍腫瘍自己免疫性下垂体炎の疾患概念の樹立についての私たちの悪戦苦闘のストーリーとともに、若い先生たちの参考になればと新たな疾患を発見し教科書を書き換えるための心構え、教訓についてもお話ししました。この研究において大きな貢献をしてくれた仲間、大学院生たちに心から感謝いたします。

講演終了後はたくさんの若い先生たちが質問に集まってくれるとともに、招待して頂いた会長のCynthia Andoniadou先生にも大変喜んで頂きました。その後のパーティでも多くの友人、先生方から声をかけて頂き、サイエンスに対する考え方、Physician Scientistとしての姿勢は世界共通のものであることを実感しました。

多くの先生に共感して頂いた新たな疾患を発見し教科書を書き換えるための心構え、教訓についてのスライドも写真を掲載いたしますので、ご参考になりましたら幸いです。

海外での発表は行くのも大変ですが、やはり対面で語り合うこと、そして新たな友人ができることはウエブ学会では得難い経験であるとともに、新たな気づきと成長の機会を与えてくれます。是非若い先生たちも世界に挑戦して成長してほしいと思います。

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