田中先生が第67回甲状腺学会学術集会で発表しました。
10月3日~5日に横浜で行われた第67回甲状腺学会学術集会で、田中先生が「甲状腺眼症における外眼筋ごとの治療前後の眼窩MRIの信号強度比を活用した治療効果評価」について発表しました。
当院でこの3年間に治療したバセドウ眼症17例の治療開始前後の外眼筋のMRI画像SIR(信号強度比)と治療効果との関連について詳細に検討し、内直筋、外直筋におけるSIRが治療効果をより予測できる可能性を示しました。
甲状腺眼症ではTSH受容体とIGF-1受容体の相互作用がその病態に関わっていますが、新たな治療薬であるIGF-I受容体阻害抗体が最近日本でも承認され、治療の選択肢が増えました。当科でも引き続きバセドウ病眼症の臨床、研究に積極的に取り組んでいきます。